自己紹介 | "Yaesakura"

私のこれまでの道のり

私は、ヘーネル八恵です。保育士として20 年以上、日本、アメリカ、カナダ、ドイツで乳幼児教育に携わってきました。

ドイツに移住してからは、母親としてアーヘンにあるピクラーの遊び部屋（Pikler Spielraum）を通して、ピクラー教育学を初めて知り、深く感銘を受けました。それは、私が長い間探し求めていた教育でした。当時、ドイツ語がままならない私にとって、ピクラーの弟子とも言えるマグダ・ガーバーの英語の著書は、ピクラー教育学を理解するのにとても役に立ちました。乳幼児に敬意を持って関わる方法、彼らを理解する方法、そして最初から彼らの自然な能力を信じ寄り添い、必要に応じて最小限の支援をする方法を学ぶことができたのです。保育士として長年経験があったにもかかわらず、目から鱗の連続でした。

ベルリンへ転居後、ベルリン州で保育士認定資格を所得し、現地のピクラー志向の保育園や、シュタイナー幼稚園、森の幼稚園での保育職並びに合同主任職に就任し、現在は、ピクラー教育学者としての卒業論文を執筆中です。

また、IAIM（国際インファントマッサージ協会）のベビーマッサージコースインストラクターの認定資格取得中でもあります。

2024年には、ベルリンのパンコーにファミリーガーデン”Yaesakura”をオープンしました。八重桜の花言葉の一つに、豊かな教養（生きた文化）があります。 ”Yaesakura”に来られるご家族が、遊び部屋コースを通して子育てに関する豊かな教養を身につけられますように、また、お子さんが小さい時から、楽しく異文化に触れ、親子関係、対人関係、年齢や国籍を問わずお互いが敬意をもって接する事ができますように、更に、ベビーマッサージコースを通して親子の絆を深められますように、そして親御さんは、お子さんの能力を信じて、親子共に成長されますように、名付けさせていただきました。

この目的の為に、私はピクラー志向の遊び部屋をドイツ語と日本語で現在開講し、将来的にはドイツ語がままならない外国人移住者の為に英語でも提供したいと考えています。近々、ベビーマッサージコース、親御さん交流会「親子ティー」をスタートし、近場に住んでいらっしゃらない親御さんの為に、オンライン個別セッションも提供させて頂く予定です。

私の役割は、遊び部屋で親御さんと一緒に乳幼児の発達を観察し、最小限のサポートによって、彼らが独自の実体験を通じて、運動能力と非認知能力を発達させ、より自信を持って身体的にも精神的にも自律できるように支援することです。

親御さんが、お子さん自身のことや成長をもっとよく知りたい、自分自身と向き合いたいとお思いでしたら、お気軽にご連絡ください。子育ては自分育てです。ドイツ語、日本語、英語でご家族をサポートさせていただきます。育児は一人ぼっちで行わないでください。私たち大人も子どもたちと一緒に楽しく成長していきましょう。

保育士や教育関係のお仕事をされている方との交流は、私にとって、とても大切で貴重な時間です。保育、教育への学びは終わりがありません。認定免許を取得したからと言って、それで終わりではないはずです。私は、ベルリンでピクラー教育を一緒に学んだ仲間達との定期的な集い、勉強会やワークショップは、今でも参加しています。最近では、ベルリンで子どもと関わる職に就かれている日本人を集め「語る会」も結成することができました。日本へ一時帰国の際には、当時、保育園で一緒に働いた同僚との集まりや、学生時代共に幼児教育を学んだ仲間たちとの交流も絶えることはありません。

一人でも多くの方が、初心に抱いた志を保持し、いつまでも子ども達と自分軸で保育ができますことを心から願っています。そんな仲間がいない、学びの場が欲しいと仰る方は、こちらも、まずはお気軽に私にご連絡下さい。

素敵なご縁に感謝します。